百恵ちゃんのレコード
- 2024年1月9日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年1月18日
山口百恵のレコードを中古で買いました。
行きつけのブックオフにレコードも並ぶようになり、ときおり眺めていたのですが昨年末にまとめて4、5枚ほどボックスに納められていました。
しかも5枚組のアルバムまである。
思わず合掌してしまいました。
これまで1枚も、このお店で見なかった百恵ちゃんのレコード。
動揺と興奮の煙がむくむく背中から立ち上って頬が火照りました。
きっとファンの方が断捨離で売りに出されたのではないかと思います。
恐らく、故人のコレクションではないでしょう。
なぜかって、4枚組のアルバム特典だった篠山紀信撮影の写真集だけ抜けていたからです。
ほかのレコードのブックレットは入っていました。が、撮影したカメラマンが違うものだけ。
レコードは手放しても、写真だけは残しておきたかったのだと思います。
わたしも身の回りの片づけをするとなったら同じことをするはずです。
百恵ちゃんのドーナツ盤もアルバムも、うわいい写真だなと思うとだいたいカメラマンは篠山紀信。
いつ見ても、何度見ても、ほれぼれするうつくしさです。
いまも定期的に開催されていると思うのですが、とある書店で人生でもっともセクシーな写真を撮るという女性限定の撮影会が行われていました。
その撮影を機になぜか人生が好転するひとが多く、リピーターの方もいるそう。
見かけた当時はどんなものか想像がつかず、すこし怖いとすら思っていました。
でも百恵ちゃんの表情を見ていると、撮られる愉悦への好奇心、時を経ても色褪せないうつくしさに憧れを感じずにはいられません。
年を重ねるのは、単に老いることでない。けれども、どうしたって自分よりみずみずしく子鹿のようにはつらつとした若者を見ると、うらやましい気持ちがこころの隅に腰をおろすのです。
よしよし、あなたにも同じころがあったろうと頭をなで、腰をさするのは経験をつんでしたたかになった自分です。
若さというまぶしさに目がくらむこともあるけど、しかしいまのわたしもまあ嫌いではない。
これからの努力で変えてゆけるところもあるのだから、自分を磨くよりほかないのです。
なにはともあれ、あのブックオフにレコードを売りに出してくださった方、ほんとうにありがとうございました。

